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大前式総入れ歯治療システム

歯科治療のなかでも特に総入れ歯の治療に関しては旧態然として、一向に治療の成績が上がるような新しい方法は出てきていません。
そんな中、院長の大前太美雄は個人開業の〈大前歯科医院〉時代、そして医療法人化して〈パリムデンタル〉の現在までの20年以上にわたり、確実に結果が出る総入れ歯治療を目指し、研究・開発・総入れ歯の臨床を通して、究極の総入れ歯治療システムを追求し続けてきた結果、国内外でも飛び抜けた総入れ歯治療の治療成績を出し続ける「大前式総入れ歯治療システム」を完成しています。
 

 
 

単に総入れ歯を作製する際の技工作業を「デジタル化」したからといって、快適な総入れ歯になるわけではありません。


現在歯科の分野にも、 デジタルが徐々に導入されてきており、CAD/CAMといってパソコンで設計し、その設計データから、患者様の歯に装着する補綴物を作製ということが行われています。
とはいえ、世界的にも歯科におけるデジタル化は、クラウン・ブリッジという分野、つまり歯の被せ物の作成という分野のデジタル化です。日本の大手歯科技工所でも、インプラントに被せる歯やブリッジなどが主の話で、歯科医院レベルではセラミックの詰め物や小臼歯1本の被せ物に限ったデジタル化です。
 
パリムデンタルでは、世界的にも珍しい〈総入れ歯をデジタル技工でコンスタントに作製・提供している歯科クリニック〉で、当然日本において同じ治療内容を提供しているところはありません。
 
また、日本にもわずかに存在する、デジタルで作製した総入れ歯提供というのは、歯科用3Dプリンタで作製した総入れ歯のことを指していっておられ、特に精度の点ではパリムデンタルのミリングマシンで作製する超精密な総入れ歯とは全く異なり変形していますし、3Dプリンターで作製した総入れ歯は耐久性も劣ります。
 
パリムデンタルでは、デジタル導入以前に総入れ歯治療の結果を最善となる総入れ歯治療システムを確立していて、その総入れ歯治療システムをさらに確実、高精度にするため、デジタルの導入が有効に相乗効果的に働いていて、最高レベルに機能する総入れ歯をデジタル技工で製作し、提供してますが、そんな歯科クリニックは世界的にもまずないのです。
 
デジタル機器の説明や、どのように総入れ歯治療の結果に関係しているのかをお話したいと思います。

このページ以前で、パリムデンタルでは総入れ歯を機能させるための3つの条件のうち、「歯肉にピッタリ」「咬み合わせよく」という2つの条件が、特許・治療用義歯により実現されるという説明をしました。
 
「特許・治療用義歯でも、痛くなく、何でも食べられるし、誰も総入れ歯と気づかないので十分!」とよく患者様がおっしゃってくださいますが、パリムデンタルで提供する総入れ歯は「健康」「快適」そしてその状態が「長続きする」という最善の総入れ歯です。このような長期的な総入れ歯治療の成功を手に入れるために必要な条件、それが最後に残った条件の「フルバランスドオクルージョン」の実現です。

 

フルバランスドオクルージョン


「フルバランスドオクルージョン」は、総入れ歯治療成功のために欠かせない条件で、パリムデンタルでは全てのパリムデンチャー(快適超精密義歯)に実現しているのですが、一般的には、この状態を総入れ歯に実現することが、非常に困難といわれています。
参考までに「フルバランスドオクルージョン」をキーワード検索すると、このようなページが出てきます。
https://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=38167

一般的に総義歯の場合~推奨される咬合様式である。と記載されていますが、その前に、「現実にはほとんど起こり得ない。」ともあります。

この現実ではほとんど起こり得ないといわれる「フルバランスドオクルージョン」を、パリムデンタルでは全てのパリムデンチャー(快適超精密義歯)に実現しているというところからも、日本はもちろん世界的にもトップクラスの総入れ歯治療の成績ということを知っていただければと思います。

一般的に見られる総入れ歯の失敗を解説

ここで、総入れ歯成功に必要な「フルバランスドオクルージョン」を、そんな総入れ歯では実現しようがないという、一般的に多く見られる〈大変レベルの低い総入れ歯失敗〉について少しだけ解説したいと思います。
 
「フルバランスドオクルージョン」は、すでに総入れ歯を機能させるための3つの条件としてパリムデンタルのページを読んで理解されていると思いますが、上下総入れ歯を咬み合わせたまま、下顎を歯軋りのように左右、そして前後と動かしても、総入れ歯の上下左右奥歯が当たったままスムースに動く。そして上下総入れ歯の前歯の先端はスレスレに当たる。という状態です。
 
一般的に多く見られる〈大変レベルの低い総入れ歯失敗〉それは、
上下総入れ歯あるいは、上か下が総入れ歯という方で、上記のように下顎を前後左右に動かした時に、上下の前歯が当たり、上下の奥歯の間には隙間が開く場合です。
 
総入れ歯の上下左右奥歯が当たったまま、スムースに動く「フルバランスドオクルージョン」を実現しようにも、上下の奥歯が離れていき、上下の奥歯の間に隙間ができるようでは、調整のしようがありませんよね。下顎を動かすと前歯ばかりが当たり、総入れ歯が外れたり、痛かったりするので、入れ歯安定剤を使用するしかない。本当にそういう総入れ歯でお困りの方が多いので、あえてはっきり言いますと、そもそもその総入れ歯は調整を行うにもやりようがない(調整する奥歯が離れていくので)総入れ歯で、総入れ歯としては明らかに失敗でそれも、総入れ歯のことを全く理解していないという、レベルの低い失敗です。

大前式総入れ歯治療システム

パリムデンタルでは、「フルバランスドオクルージョン」を実現するために10年前から、CADIAXという下顎運動解析装置を用い、下顎の3次元運動を計測、その動きを咬合器という装置で再現した上で、パリムデンチャー(快適超精密義歯)を作製・調整することで、完成時にほとんど「フルバランスドオクルージョン」となっている最善の総入れ歯を提供してきました。

CADIAX

CADIAX

現在、パリムデンタルでは下顎の3次元運動は“Zebris(ゼブリス)”という最新の下顎運動解析装置を用い、下顎運動をデジタルデータ化します。

 

その下顎運動のデジタルデータを、総入れ歯を設計する専用のCADソフトに取り込み、実際の下顎運動そのままをCADソフト上で再現し、総入れ歯の設計、特に「フルバランスドオクルージョン」に直結する奥歯の人工歯の噛み合う面(咬合面)の形態を、実際の下顎運動をもとに患者様一人ひとり、1本1本の歯の形を設計していきます。
もちろん、前歯の形も「フルバランスドオクルージョン」となるように設計します。

10年前から行っている下顎運動解析装置のCADIAXでは、下顎運動を咬合器で再現する際は、下顎運動を平均値化、アナログ化して近似値的な下顎運動の再現でしたが、現在行なっている方法では、このゼブリスによる下顎運動のデジタルデータがそのままCADソフト上で再現されるのが大きな違いです。下顎の3次元運動を近似値で作るのか、動きそのものから作るのかの違いですから。

そのようにして設計された総入れ歯のデータをもとに、ドイツのBPSシステムで有名なイボクラビバデント社製のPM7というミリングマシンにより、正確にパリムデンタル内でミリングといいますが、樹脂ディスクから削り出していきます。

 
総入れ歯のピンク色の部分は、歯肉色の樹脂ディスクから設計データー通りに削り出していきます。総入れ歯の白い歯の部分(人工歯)も白い歯の色をした樹脂ディスクから設計通りに削り出していきます。
 
一般的に、たとえオーダーメイドの総入れ歯を謳っている入れ歯専門クリニックでも、総入れ歯の人工歯は、色や形そして大きさが違う既製品の人工歯から選んで総入れ歯を作製します。パリムデンタルでの最善の総入れ歯・パリムデンチャーでは、既製品の人工歯は用いません。一人一人の患者様の下顎運動や自然な見栄えになるような人工歯を、パリムデンタルの総入れ歯専門の歯科技工士が設計し、そして製造も行ないます。あなただけのための、最善の人工歯を製造している歯科クリニックは、他にあると思いますか?

既製品の人工歯

既製品の人工歯

さて、このようにして作製する総入れ歯の床(通常ピンク色の部分)と人工歯ですが、それぞれを接着して総入れ歯の形にすると、その接着剤(入れ歯と同じ材料の樹脂)の厚みだけ、人工歯の位置が違ってきてしまいます。そしてその違いは、μ単位で調整し、「フルバランスドオクルージョン」を実現す流必要のある総入れ歯のパリムデンチャーの場合、下顎運動のデジタルデータから人工歯の設計、そして製造したことが、無駄あるいは無意味になってしまうほどのエラーになってしまいます。
 
ですので、このエラーをゼロにするために、ピンク色の部分、人工歯共に設計データの1.2倍の大きさで一旦削り、それぞれを接着した後にもう一度、1倍(等倍)で設計通りにミリングマシーンで削り直すという方法を用い、設計どおりの「フルバランスドオクルージョン」をほぼ実現した、超精密な総入れ歯のパリムデンチャー(快適超精密義歯)を作製しています。

1.2倍で削り出し

1.2倍で削り出し

等倍で削り直す

再度、1倍(等倍)で削り直す

ここで説明した多くの事項は、パリムデンタルでの日常的なことばかりです。


このパリムデンタルの通常診療のレベルが、世界トップレベルということを知っていただき、一般的な歯科医院における自費の総入れ歯や、入れ歯専門歯科と謳っている一般的な歯科医院の、「総入れ歯は一旦作ってから、合わなければ調整する」方式とは全く異なり、パリムデンタルでは、患者様一人ひとりのお口や下顎の位置、そして下顎の3次元運動に調和した、唯一の「正解」な総入れ歯に、特許・治療用義歯を用いた治療をもとに、狙って確実にその「正解」に寄せていき、「正解」を形に、理想の総入れ歯を現実化するということを行なっています。

今まで、パリムデンタルでの日常や普通をそのままホームページで公開すると、パリムデンタルの総入れ歯治療が究極的で、他の歯科医院とのレベルの差が大きすぎるために、「そうは言っても信じがたい・・・」と思われるのが目に見えて明らかでした。
今回、このページ以前に記載してある内容を、素直に信じてくださった方のみに、パリムデンタルでの世界最先端の総入れ歯治療を公開しました。

「自分の歯のように」「なんでも美味しくいただいています」と普通に言っていただくことができる。そんな「最善」というと古めかしい感じがしますが、「最先端」で「オンリーワン」の総入れ歯治療が、パリムデンタルにはあります。

最先端の総入れ歯・パリムデンチャーで、健康で快適、心豊かで幸せな人生を取り戻していただきたい。そう思っています。